2022年3月12日ダイヤ改正後の東武線直通特急「日光」「きぬがわ」のライブカメラ通過時刻の一覧と、列車の概説です。
東武線直通特急の生い立ち
JR東日本と東武鉄道を直通する特急列車として2006年3月18日より運転されている特急列車です。
栗橋駅に連絡線を新設し、新宿駅から栗橋駅までをJR山手貨物線・東北貨物線・東北本線を、栗橋駅から先は東武日光線(鬼怒川温泉駅発着は下今市から東武鬼怒川線)を走行するルートで、定期列車4往復と土休日を中心に臨時便が運行されています。
JR東日本と東武鉄道双方の車両が使用されており、列車名に「スペーシア」を含む列車は東武鉄道車・それ以外はJR車の運用です(過去に突発的な代走の例外あり)。
東武鉄道は運転開始から現在まで100系“スペーシア”のうち3編成(106F〜108F)にJR線用の設備を追加して運用・JR東日本は運転開始当初は専用に改造した485系1編成と予備車として189系1編成を運用していました。JR東日本は2011年に253系1000番台に置き換えをしています。
使用車両
大宮総合車両センター所属の253系1000番台6両編成2本が運用されています。
定期運用は1運用のみですが、土休日の増発便で使用されることもあります。かつての臨時列車では大船発着・千葉発着なども運転されていましたが、延長区間の乗車率が芳しくないためか近年は設定されていません。
大船駅発着は2015年以降は上野東京ライン経由で設定されており、再び設定されれば旅客線を走行する253系がライブカメラで見られますので期待したいところです。
253系1000番台 編成表
←新宿 | 日光→ | |||||
編成番号 | 6号車 | 5号車 | 4号車 | 3号車 | 2号車 | 1号車 |
OM-N01 | クハ253 1001 | サハ253 1001 | モハ253 1101 | モハ252 1001 | モハ253 1001 | クモハ252 1001 |
OM-N02 | クハ253 1002 | サハ253 1002 | モハ253 1102 | モハ252 1002 | モハ253 1002 | クモハ252 1002 |
ライブカメラ通過時刻(2022年度)
このページでは定期列車の運転時刻のみ掲載しています。
特定日運転の臨時列車については、イベント列車ページ(準備中)・大宮操車場ライブカメラ通過時刻の記録(準備中)をご参照ください。
列車名 | 番号 | 始発駅 | 発車 | ライブカメラ 通過 | 終着駅 | 到着 |
回送 | 回1050M | 東大宮操 | – | 6:38 | 新宿 | – |
日光1号 | 1091M | 新宿 | 7:31 | 7:57 | 東武日光 | 9:27 |
きぬがわ4号 | 1084M | 鬼怒川温泉 | 10:39 | 12:19 | 新宿 | 12:47 |
きぬがわ5号 | 1085M | 新宿 | 13:00 | 13:26 | 鬼怒川温泉 | 15:04 |
日光8号 | 1098M | 東武日光 | 16:38 | 18:07 | 新宿 | 18:35 |
回送 | 回1059M | 新宿(平日) 品川(土休) | – | 19:16 20:27 | 東大宮操 | – |
近年続いている体制ですが、平日と土休日で回送列車の通過時刻が異なる点が特徴的です。土休日のみ一旦品川駅へ回送されるダイヤとされていることが背景です。
中央本線の臨時列車「ホリデー快速ビューやまなし」と東海道線特急「スーパービュー踊り子10号」がともに19時前後の新宿駅5,6番線を使用するための措置でした。
前者は2021年3月改正で215系置き換えにより運行終了・後者も2020年3月改正でE257系「踊り子18号」となったものの、2022年3月12日改正で定期運転から臨時運転に格下げとなるなど変化がありましたが、253系の回送列車運行体制は維持されています。
一方で平日の回送は前回改正と比較して20分以上前倒しとなっており、「踊り子18号」臨時化で平日運転時は同時刻の東京発着とされたことでダイヤに余裕が生まれたための変更と考えられます。
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